ニューヨーク 2002夏 vol.3
 病院から帰って来た(PM12時過ぎ)僕は、お腹が空いているのにも関わらず腹ごしらえもする余裕も無く速攻でベッドへ……zzzzzzzz.

(そりゃ前日の昼過ぎから寝てないんだからなぁ)

 さぁ次に目が覚めたのは4時?16時?外を眺める。(明るい…4時だ)…(-_-;)目は痛い。
しかし気分は爽快!!熟睡いや超!爆睡したんだろう…でもふと頭の中に嫌な予感。
『俺は何時間寝ていたのか?』

 昼過ぎに寝たのは覚えているから、今4時。『?????』
まさか4時間?嘘だろ28時間?
昨日の状態の後で4時間の眠りなのか?
それとも、心身の疲れは最高に達してたはずだから28時間?
どうなのか分からない…と言うよりか知りたくもなかった。
ともかく早く日本に帰りたい(眼科に行きたい)の一心。
(この答えは後に分かる事になる)

 しかしである。こんな憂鬱な気分もホテルのドアから一歩出ると“激変”
ニューヨークの独特の匂い。風。音。たったそれらを感じるだけで“来て良かった”
と言う想いに変えてくれる…不思議な街『ニューヨーク』魅惑の街…

 少し元気を取り戻した僕は街の雑踏を歩き出したのだった。し・か・し……
歩きながらふと思った事が…(周りの視線が変!!)
地下鉄やバスに乗っていても、僕の周りから人が居なくなる。
(と言うより避けてゆく)
僕と目が合うと目をそらす、何か見てはいけない物を見るかのように…
挙げ句の果てにはポリスマンに呼び止められる始末(`ヘ´)
(どうやら真っ赤な目を腫らして、うつろな顔をしている危ない東洋系のドラッグ中毒者に間違われてたみたい)
ま、『いっかぁ』と気にせずに歩く。

 さてブラブラと歩き、日も沈み辺りは街の暖かい灯りが灯し出す。
今回の旅の目的の一つは、日替わりでいろんな音楽を生で聴く。
(やっぱニューヨークに来たのなら、これは堪能しなきゃいけないでしょ!)
今回は下調べをせずに行き当たりばったりで行こう!と言う事にしていたので、もしかすると見つける事ができないかも?
と思いながら、とりあえずはソーホー地区やビレッジ地区を歩き回る。
(この地区はバーやライブハウスがかなりある)

とぼとぼ歩いていると目の前に『ビレッジバンガード』の看板が…
(今まで行こうと思いつつ行ってなかった店の一つ)
ジャズ界では有名な店の一つ。
ワクワクしながら半地下の階段を下りて行き扉を開ければ……
薄暗い空間に人がぎっしり。
70〜80人?もっと居ただろうか?熱気ムンムンの会場ではすでに演奏が始まっていた。

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 本日のバンドは『GARY BARTZ QUINTET』と言う方。(僕は知らないんですが…)
観客を引き込む見事な演奏を聴かせてくれたバンドの人たちにいつまでも、いつまでも惜しみのない拍手喝采を送っていた最後の光景を今でも忘れられないです。
!と、バーテンダーの目の行き場のない服装のおねーちゃん見たさに、ついついまたもや酒を飲んでしまった
(昨日の事を全然懲りていない俺( ̄Д ̄;))

 それにしても20〜30$で本物の演奏を間近で聴けるなんて羨ましい限り。
そんな感じで終わったこの日。無事に地下鉄に乗ってホテルに帰ったとさ。☆Zzz ( ̄〜 ̄)

次の朝、ちょっとしたハプニングが………続く。