ニューヨーク　２００２夏vol.１２

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　いよいよこの旅も最終日を迎えようとしています。色々なアクシデントやいい思い出が作る事が出来た一週間。旅の思いの余韻に酔いながら最後の夜を……！！
　コヨーテアグリーからの帰り道。やはりタイムズスクウェアーの人だかりに身を任せていると、そのままホテルに帰ってしまうのは勿体無い！当分は来る事のないだろうこの街の最後の景色をしっかりと目に焼きつけるかのように、当てもなく彷徨い歩いていました。

（ホットドッグをかぶりながらおみあげものを買ったり、何かと不便で便利だったインターネットカフェに寄ってメールを打ったり、明日の飛行場行きのバスの時間と乗り場のチェックをしたり、そんな事しながら刻々と時間だけが経って行きました。）

メトロカード

毎回利用しているのがこのメトロカード。一日（４＄）。一週間（１７＄）。一ヶ月（６３＄）とありまして、旅の滞在日数にお応じて選択して使います。地下鉄とバス両方に使えてとても便利で重宝します。ニューヨークでは地下鉄、バスは一律の料金（どこからどこへ行こうと１＄５０¢）で乗れるのですが、このパスなら何度乗っても乗り放題！！（それぞれの期間内なら）かなり交通費は浮かせる事が出来ると思います。

（今回も１週間券を購入。地下鉄に抵抗ない方ならお勧めします。そう言えば今回のニューヨークでタクシーに乗ったのは二日目の病院から病院へ移動したときのみだったな。交通費は前回に比べてかなり安上がりでしたよ。でも今回泊まったホテルがミッドタウンだったので治安も比較的良く、地下鉄路線も充実していた地域と言う条件も重なったので使う事が出来たのですが…その時の状況によって変わります）

AM　5:30

モーニングコールが鳴り響く。携帯の目覚ましも鳴っている。
ミッション１　起床成功！！

（本当は寝ずに朝まで起きていようかどうしようか迷っていたのですが、睡魔には勝てない。朝は全然平気なので寝坊する事はないと思っていましたが。）

シャワーを浴びてから身支度、身支度。忘れ物のチェック。カードキー。財布。おみあげ……。
ミッション２　帰り支度成功！

（普通は帰る日の前日に全てしておくのが当たり前かも知れませんが…そんな事忘れて眠ってしまった僕でした。でもせっかくいい気持ちで街から帰ってきたのに、明日の帰る事なんか考えたくもないと言うのが根底にありまして…）

荷物を持ち部屋を出る。
ミッション３　チップ置いてくるの忘れた…失敗。

（あ〜ぁ。毎日綺麗に掃除してくれたのに、大事なチップを置いていくのを忘れてしまいました。ご免ね）

フロントへ……。
ミッション4　チェックアウト成功！

（けっこう簡単ジャン！セーフティーボックスからパスポートとエアーチケットを忘れずに貰い全て終了！それにしても国際電話料金高かったな。もう使わない！使いたくない！f(^_^;）

オーソリティーバスターミナルへ

ミッション５　バスが来ない……不安。

（昨日の晩にちゃんと確認したのに…定刻がきてもバスが来ない。バス停間違ったか？それとももう行っちゃったか？時間間違えたか？時計狂ってる？心臓はドキドキドキドキ。周りに人もいないし…聞くにも聞けない…泣きそう。。。。。。）

案の定…
ミッション６　バスゲット！成功。

（やっぱアメリカ！時間にルーズだ。１０分近く遅れてきやがった。こう言う事も計算上でタイムスケジュール組んでいるかも知れないが、時間に正確な日本ではあり得ない事！ま、無事に乗る事が出来たからいいや！）

飛行場に到着。

ミッション７　チェックイン成功。

（昔ならリコンファームしなくてはいけなかったのだが、今はそれもなく、難無くチェックインも終了！後は搭乗するまで暫しの休憩。最後のニューヨークステイを味わう。）

飛行機搭乗。
ミッション８　離陸成功。

（心配はしてはいないのだが、無事にテークオフ。地面から離れる瞬間いつも気持ちが高ぶり泪が・・・。上空からの最後のニューヨークをどうぞ！）　

Above New York!

アラスカ

たまたま目が覚めて機内から見た外の景色は唖然とするばかりでした。高く聳え立つ山々。長大な氷河。写真には写っていませんが大平洋？叉は北極海の海原。大パノラマを見る事が出来て幸せです。あっとゆう間に雲の中に隠れてしまいもっと色々見てみたかったのに……

（と言う事でもし次に海外に行くとしたらアラスカ方面に行ってみたいと思います。オーロラも見てみたいしね！！あくまでも希望ですが…）

きっとニューヨークみたいな大都会とは違う厳寒な世界の偉大さと雄大さに思い知らされる事だろう…

（僕って寒いところ超苦手だからなぁ…行けるだろうか…果たして）

ただいま

１４時間近くのフライトも難無く寝ながら過ぎ去り（本当どんなとこでも、どんな状況でも寝れるから幸せ者です）夕方4時に関空に無事着陸。バスに乗り大阪駅へ、そこで四国行きのバスに乗り換え１１時に西条に到着。ニューヨークでのコンタクト事件の時にあれだけ帰りたかった西条に降り立った時『ただいまぁって…』降りしきる雨の中で呟きました。

　ニューヨークに降り立った時は期待と夢に溢れ、そして今は安心と安らぎ、そして優しい雨が迎えてくれました。色々な事があったけど、また一つ自分が大きくなれた気がします。何から何まで一応は自分一人でやり遂げたとゆう達成感が新たな自信に変わっていくといいのですが…

　さ！終わりよければ全て良し？？？！！！！と言いたいところなのに……
最後の最後でやっちゃいました。何をかって？別にたいした事ないと言えばたいした事ではないのですが、実は空港で宅配便で家の方まで荷物を送ったのです。送ったのはいいのですが、その荷物の中にカギ（家、店、車）を入れたまま送ってしまったのです。
（ま、ここは日本だからいっか！！明日には来るさ！）
終わり。

あとがき

　もうあれから一年以上の月日が流れてしまったのですね。当初は２００３年に行くつもりだったニューヨーク。あのテロが起こり一年前倒しで行く事になりました。本当は9.11に合わせて行こうとしていたのに、ネットで間違えて航空チケットを買ってしまい７月に行く事になってしまった。でもこれはこれでとても良かった事だと思います。たまたま独立記念日にも立ち会う事が出来たし、秋とは違った季節を過ごす事も出来たしね（後は春と冬だけだ！）

　計画していた通り、行きたかった所には全部行く事が出来、前回の旅のような観光する訳でもなくただぼんやりと街に溶け込むような時間を過ごせたと思います。
　あの大空に突っ立ていたツインタワーが無惨な姿に変わり果てていたのを目にした時は、正直言葉が出てきませんでした。ただ呆然とグランドゼロに突っ立ってフェンス越しから眺めているだけ。どんな言葉を持ってきた所でこの事実は変わらないと言う事と、ここに漂う悲しみや憎しみ、消えて行った人達の無念さは言い表す事が出来ません。
　

　罪のない人達が殺されたと言う現実がここにありました。がしかし、世界には同じように罪の無い人達が同じように死んでいる事実が存在するのも認識しなければなりません。正義と悪を勝手に決めつけて都合が悪くなれば攻撃する。ご都合主義がまかり通る歪んだ世界に平和なんてある訳がない！
「We are NO.1」きっとこんな事を声高々と叫んでいるうちは永遠に真の平和なんて訪れる事はないでしょう……

　出来るのなら『We are Cosmopolitan』心の底から……そう言える日を作って行かなければなりません。

＊長々とここまで付き合ってもらえた事を感謝いたします。もし地球の人類が一つになって星の都を決まる時が来たら、ニューヨークに決まりでしょう！一度は行ってみる価値はある都。

（もう少し近くだったらいいのになぁ(^O^ゞ）

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